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日別アーカイブ: 2025年4月21日

リペアセッペのよもやま話~part13~

皆さんこんにちは!

リペアセッペの更新担当の中西です!

 

さて今回のよもやま話では

重要なポイント

ということで、住宅補修工事を成功させるための“5つの重要なポイント”を、現場目線と施主対応の両方から深く解説します♪

 

住宅補修工事は、新築工事と違って、「すでにある建物を直す・守る・延ばす」ことが目的の工事です。

しかし、補修工事には見えないリスクや現場ごとの難しさがあり、経験や技術だけでなく、計画力・判断力・コミュニケーション力が問われる工事でもあります。


【1】“原因”を見極めたうえで補修すること


✅ 表面的な不具合ではなく、根本原因を探る

例えば──

  • 外壁のひび割れ → 地盤沈下や構造のゆがみが原因かもしれない

  • 雨漏り → 屋根の瓦のずれではなく、防水シートや壁の貫通部が原因かもしれない

  • 床の沈み → 単なる経年ではなく、白蟻被害や土台の腐朽が隠れているかもしれない

🔍 補修工事で最も大切なのは、「見えるところ」ではなく、「見えない原因」に注目すること。

表面だけを直しても、原因が残っていれば、すぐに再発してしまいます。


【2】施工前の現地調査と“説明力”が信頼を生む


✅ 丁寧な調査と施主へのわかりやすい説明

補修工事に不安を感じている施主は多く、

「どこをどう直すの?」
「費用はいくら?追加はあるの?」
「どのくらい持つの?」

──こういった疑問に明確に答えることが信頼につながります。

  • 写真や図を使って劣化状況を説明

  • 修繕の「範囲」「方法」「材料」「金額」「工期」を明確化

  • 必要があれば部分補修/全面補修の比較案を提示

🗣️ 工事の技術だけでなく、“説明する力”=施主対応力も業者にとって重要な資産です。


【3】部分補修か、全体更新かの「判断力」


✅ コストと将来性のバランスを見て提案する

例)

  • 外壁の一部だけの剥がれ → 局所補修で済む?それとも全体塗り替えが必要?

  • キッチン水栓の水漏れ → パッキン交換?水栓全体交換?配管ごと入れ替えるべきか?

📌 一見安く済みそうな部分補修でも、すぐに再施工が必要になるケースもあります。

お客様のご予算や住まい方に応じて、長期的な目線で「今、何を直すべきか」を提案することが大切です。


【4】既存建材との“調和”を意識する


✅ 新しい部材を「自然に、違和感なく」なじませる

住宅補修では、新旧の材料が混在するため、見た目・質感・機能の違いが目立ちやすいという課題があります。

  • 外壁の塗装 → 色合わせが不十分だと“塗り直した感”が強くなる

  • 床材の貼り替え → 木目や光沢が揃わないとチグハグに見える

  • サッシや建具 → 新しいパーツだけ浮いてしまうことも

🎨 部分補修ほど、“美観のセンス”と“施工の丁寧さ”が問われます。

色合わせや素材感を重視し、「いかにも直した感」が出ないような納まりを目指しましょう。


【5】補修後の“維持管理”までを考えた設計と提案


✅ 一度直したら終わりではなく、「長く持たせる工夫」を

たとえば…

  • 雨漏り補修後に、雨仕舞や排水計画を見直す

  • 床補強のついでに、断熱材や防蟻処理を追加する

  • 内装補修後、再劣化しにくい塗装材・クロスを選ぶ

🛠️ その場しのぎで終わらず、今後のメンテナンスコストも含めて提案することが、施主の満足度を高める鍵になります。


住宅補修工事の“本当の価値”とは?


住宅補修工事の本質は、「壊れたところを直す」ことだけではありません。

それは、
✅ 住まいの寿命を延ばし、
✅ 暮らしの安心を取り戻し、
✅ 住まいの価値を維持・向上させること。

そして、それを実現するために必要なのは、

  • 原因を見抜く洞察力

  • 丁寧な説明と提案力

  • 状況に応じた判断力

  • 素材と空間への配慮

  • 将来を見据えた設計力

この5つの力を備えた補修工事こそが、「またお願いしたい」と思っていただける工事なのです。