-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
リペアセッペの更新担当の中西です!
さて今回のよもやま話では
重要なポイント
ということで、住宅補修工事を成功させるための“5つの重要なポイント”を、現場目線と施主対応の両方から深く解説します♪
住宅補修工事は、新築工事と違って、「すでにある建物を直す・守る・延ばす」ことが目的の工事です。
しかし、補修工事には見えないリスクや現場ごとの難しさがあり、経験や技術だけでなく、計画力・判断力・コミュニケーション力が問われる工事でもあります。
例えば──
外壁のひび割れ → 地盤沈下や構造のゆがみが原因かもしれない
雨漏り → 屋根の瓦のずれではなく、防水シートや壁の貫通部が原因かもしれない
床の沈み → 単なる経年ではなく、白蟻被害や土台の腐朽が隠れているかもしれない
🔍 補修工事で最も大切なのは、「見えるところ」ではなく、「見えない原因」に注目すること。
表面だけを直しても、原因が残っていれば、すぐに再発してしまいます。
補修工事に不安を感じている施主は多く、
「どこをどう直すの?」
「費用はいくら?追加はあるの?」
「どのくらい持つの?」
──こういった疑問に明確に答えることが信頼につながります。
写真や図を使って劣化状況を説明
修繕の「範囲」「方法」「材料」「金額」「工期」を明確化
必要があれば部分補修/全面補修の比較案を提示
🗣️ 工事の技術だけでなく、“説明する力”=施主対応力も業者にとって重要な資産です。
例)
外壁の一部だけの剥がれ → 局所補修で済む?それとも全体塗り替えが必要?
キッチン水栓の水漏れ → パッキン交換?水栓全体交換?配管ごと入れ替えるべきか?
📌 一見安く済みそうな部分補修でも、すぐに再施工が必要になるケースもあります。
お客様のご予算や住まい方に応じて、長期的な目線で「今、何を直すべきか」を提案することが大切です。
住宅補修では、新旧の材料が混在するため、見た目・質感・機能の違いが目立ちやすいという課題があります。
外壁の塗装 → 色合わせが不十分だと“塗り直した感”が強くなる
床材の貼り替え → 木目や光沢が揃わないとチグハグに見える
サッシや建具 → 新しいパーツだけ浮いてしまうことも
🎨 部分補修ほど、“美観のセンス”と“施工の丁寧さ”が問われます。
色合わせや素材感を重視し、「いかにも直した感」が出ないような納まりを目指しましょう。
たとえば…
雨漏り補修後に、雨仕舞や排水計画を見直す
床補強のついでに、断熱材や防蟻処理を追加する
内装補修後、再劣化しにくい塗装材・クロスを選ぶ
🛠️ その場しのぎで終わらず、今後のメンテナンスコストも含めて提案することが、施主の満足度を高める鍵になります。
住宅補修工事の本質は、「壊れたところを直す」ことだけではありません。
それは、
✅ 住まいの寿命を延ばし、
✅ 暮らしの安心を取り戻し、
✅ 住まいの価値を維持・向上させること。
そして、それを実現するために必要なのは、
原因を見抜く洞察力
丁寧な説明と提案力
状況に応じた判断力
素材と空間への配慮
将来を見据えた設計力
この5つの力を備えた補修工事こそが、「またお願いしたい」と思っていただける工事なのです。
皆さんこんにちは!
リペアセッペの更新担当の中西です!
さて今回のよもやま話では
確認事項
ということで、住宅補修工事における現場で必ず押さえておくべき10の事前確認事項を、実務視点で深く解説します。
住宅補修工事は、新築工事以上に“現場の状況に大きく左右される”特性があります。
「壊してみたら中が腐っていた」
「見積もりと違う工事が発生した」
「近隣からのクレームで工事中断」
こうしたトラブルを防ぐカギは、“事前確認の徹底”にあります。
補修工事では、以下のような“予測不能なリスク”が常につきまといます
現況図面がない/図面と実際が違う
表面の劣化ではなく、下地・構造まで損傷しているケース
水漏れ・シロアリ・カビ・腐食など、開けてみないと分からない問題
既存材料の廃番や色違いなどによる代替選定の難しさ
📌 これらを事前に把握・共有しきれないまま着工すると、手戻り・追加費用・工期遅延・信頼失墜などの大きな問題につながります。
表面だけでなく、下地・構造の確認(床下・天井裏・外壁裏)
劣化原因の特定(水漏れ・結露・構造歪みなど)
サーモカメラやファイバースコープ、含水率計などの診断機器の活用
📷 見た目では判断できない部分を調べることで、施工方針が明確になります。
補修箇所と同じ仕上げ材(外壁材、クロス、床材など)の入手可否
廃番・色違い・ロット違いなどの確認と施主への説明
再利用する場合の強度・美観・経年劣化の有無
🧱 「同じように直す」ことが難しいのが補修工事。材料確認は最重要です。
既存の設計図、構造図、仕上げ表の有無
リフォーム履歴、点検記録、保険申請履歴の確認
設計図と実際の構造が合っているか
📐 図面に頼りすぎず、現地の実測と照らし合わせることが基本です。
補修箇所に電気・ガス・水道・配線が通っていないか確認
スリーブ・分岐・貫通箇所の有無
万が一の断線・破損時の復旧方法の事前検討
💡 特に水回り・天井・壁内部の補修では、思わぬ配管が施工の妨げになることもあります。
材料・機材の搬入ルート(階段/エレベーター/廊下幅など)
作業員の作業スペース(家具・荷物の撤去の有無)
養生範囲・搬入出時間帯の調整(集合住宅は特に注意)
🚧 補修=狭所作業が多いため、事前の動線確保が大きな鍵になります。
騒音・振動・塗料臭などが出る作業の内容と時間帯
集合住宅の場合、管理組合への届け出・承認取得
工事中の車両・資材置き場・立ち入り禁止エリアの確認
📣 クレームを防ぐには、「事前説明と同意取り」が必要不可欠です。
色・質感・デザインのサンプル確認(クロス、フローリング、塗料など)
「どこまで直すか」「どこから新しくするか」の範囲確認
部分補修と全面補修の選択肢を明示し、納得を得る
🎨 完成後の「イメージと違った」は、すべて事前確認で防げます。
工期予定と作業日程のすり合わせ
住みながら工事か、一時退去が必要かの判断
雨天・追加工事・緊急事態による工程変更の可能性共有
📅 “いつからいつまで、何をするのか”を明確に伝えることが、信頼につながります。
当初見積もりと異なる追加費用発生リスク(例:隠れた腐食)
保険対応の範囲/保証制度の説明
見積もりの内訳明示と、契約内容の確認
💰 補修工事は「開けてみないと分からない」リスクが常にあるため、あらかじめ施主に伝えておくべきです。
工事後の点検時期・保証期間・再補修対応範囲の明示
補修箇所以外に影響が出た場合の対応方針
書類・写真による記録の保管と共有
📑 「直して終わり」ではなく、アフターフォローまで計画に含めることが重要です。
補修工事は、新築とは違い「正解がひとつではない工事」です。
だからこそ、
✅ どこを、
✅ どのように、
✅ どこまで直すのか
この3点を事前に確認・記録・共有することで、
トラブルを回避し、安心して工事を進めることができます。
そしてその積み重ねが、
お客様の信頼に変わり、「またお願いしたい」と思っていただける補修工事につながるのです。
住宅補修は、建物の寿命を延ばし、暮らしを快適にするための大切な工事です。
しかしその価値を最大限に発揮するには、
✅ 正確な現地調査
✅ 的確な情報共有
✅ 丁寧な施主対応
✅ 柔軟な工程・見積調整
この4つの「確認力」が不可欠です。
「手直しのない補修工事」=「確認に時間をかけた工事」。
この意識が、現場の品質とお客様の安心を支える礎になります。